本プロジェクトは2010年3月末をもって終了いたしました。このページに掲載している内容はプロジェクト終了時点のものです。[2010年4月]

「大学院GP」とは? (Ver.20071211)

少子高齢化、高度情報化、グローバリゼーションなど、社会の本質が大きく変化しつつある時代の中で、大学院への期待もこれまでとは異なるものになりつつあります。特定の研究を先進的に行なう拠点 (先進的研究拠点) であると同時に、次代を担う研究者や実践者を育てる拠点 (教育拠点) であることの重要性が改めて認識され、さまざまな工夫を凝らした良質の教育組織に変貌することが求められています。

文部科学省は、そうしたニーズに応え、平成17年度から「『魅力ある大学院教育』イニシアティブ」を実施するとともに、その発展的事業として平成19年度より「大学院教育改革支援プログラム」 (平成19年度総予算: 35億円、新規のみ) を開始しました。

大学院GPとは、全国のさまざまな大学院が教育改革を試みているなかで「大学院教育改革支援プログラム」として特に重要な取り組みと認められた実践のことです。Good Practiceの頭文字をとって、通称、大学院GPと呼ばれています。平成19年度は、61の大学で、126件の企画が採択されました。

大学院GPに採択されると、3年間、文部科学省より財政的支援を受けることができます。その間に独創的かつ効果的な教育改革事業の実用可能性を探り、自大学院の教育システムとして定着させると共に、他大学院の教育改革に資するものとして公表・公開することになります。いわば、大学院GPは、独創的事業の試行プログラムであるとともに、今後の大学院教育のモデル事業ということです。

Updated: 2007/12/11 (Tue) 21:22